ムーグ、自動車用シート向け電動アクチュエータ試験システムを納品

2015年1月22日

日本ムーグ株式会社

 

ムーグ社(Moog Inc.、本社:ニューヨーク州イーストオーロラ、NYSEコード:MOG.A、MOG.B)は、自動車の座席背もたれと座部にかかる荷重をシミュレーションする電動の3チャンネル試験システムを、ムーグ社標準コンポーネント(電動アクチュエータ、サーボアンプ、テストコントローラ)を利用し、セットアップしました。このシステムはフレームと合わせてアジアの自動車用シート(座席)システム・内装部品メーカーに納入されました。

この自動車用シート向け電動アクチュエータ試験システムはフレーム構造を問わず、特に車両内で試験を実施する場合に重要となる、セットアップ、メンテナンス、ならびに試験施設内での移動を簡単に行うことができます。またこの電動アクチュエータ試験システムは、座席背もたれと座部の試験に加え、自動車のドア、パネル、内装品、シフトレバー、ペダル、シートベルトの試験にも応用することができます。

今回納品された電動アクチュエータ試験システムでは、3本の標準電動アクチュエータと、3チャンネル卓上型標準テストコントローラ、3台の標準サーボアンプ、ロードセル、標準テスト用ソフトウェアから構成されていますが、標準卓上コントローラでは6軸まで、拡張コントローラでは32軸までの構成にすることも可能です。サーボモータにより駆動される電動アクチュエータはロードセルからのフィードバック信号を利用し、座席背もたれに必要な荷重を正確に与る制御が行われます。背もたれの移動量は、別途配置される角度センサにより計測されます。このシステムは、非常に厳しい試験条件下において高い精度で試験を実施するよう、設計されています。

自動車用シート向け電動アクチュエータ試験システム全体図

画像:自動車用シート向け電動アクチュエータ試験システム全体図

ムーグの電動アクチュエータ、サーボアンプ、テストコントローラ、ソフトウェアのユーザーインターフェースから構成される自動車用シート試験システム

ムーグについて

1951年に設立されたMoog Inc.(本社:米国ニューヨーク州イーストオーロラ、ニューヨーク証券取引所上場:MOGA / MOGB、www.moog.com) は、精密制御機器/システムの設計、製造、構築を世界規模で展開する企業です。ムーグの高性能システムは、航空機、人工衛星、宇宙船、打ち上げロケット、一般産業用機械、風力発電機、蒸気・ガスタービン、鉄道車両、試験機、医療機器などの制御に利用されています。日本ムーグ株式会社は、Moog Inc.の完全子会社として1970年に設立され、Moog Inc. の機器とシステムの日本国内での開発、製造、流通、サービスを行っています。
詳細は、www.moog.co.jp をご参照ください。
 

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日本ムーグ株式会社 マーケティンググループ
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Email:marketing.japan@moog.com
www.moog.co.jp

以上

米ムーグ社発表プレスリリースの抄訳です。