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製品紹介:
風力発電用スリップリング

文書:Glenn Dorsey(コンポーネンツ部門製品ラインマネージャー)

最新の発電用風車は、信頼性の高いロータリーユニオンアセンブリーを介して、回転翼に電源を供給すると同時に回転翼から各種の信号の受け取りを行います。ムーグのコンポーネンツ部門では、一般産業部門と連携し、風力発電用に設計された各種の製品を提供しています。ムーグのスリップリングは、メンテナンスフリーの回転装置で、ファイバーブラシの摺動接触技術によって電源と電気信号を伝達します。通常のスリップリングでは、ブラシから出るゴミの清掃や潤滑、摩耗の定期点検、ブラシの交換といったメンテナンスが必要となりますが、ファイバーブラシを介した接触システムにより、これらのメンテナンスが不要となっています。

ムーグのWP6808スリップリング ムーグのWP6808スリップリング

コンポーネンツ部門では、油圧動力の伝達用に、フルードロータリーユニオンも提供しています。フルードロータリーユニオンは、特許取得済みの技術を搭載し、漏れの少ない長寿命の設計で、スリップリングと組み合わせることにより、電気/油圧式の統合型のロータリーユニオンソリューションを実現します。このロータリーユニオンには、ムーグ独自の光ファイバーシステムを追加して、広帯域の光ファイバー回線で信号の送受信を行うことができます。光ファイバーロータリージョイントで回転部への接続を行い、マルチプレクサによって、複数の異なる信号を1本のファイバーで送受信しています。

フルードロータリーユニオン(FRU)

フルードロータリーユニオン(FRU)

 

風車ブレードへのファイバー取り回し経路には回転接続部が存在するため、マルチプレクサだけでなく、光ファイバーロータリージョイントが必要となります。

 

付録:技術データ

 

著者について

Glenn Dorseyは、コンポーネンツ部門の製品ラインマネージャーで、スリップリングと光ファイバーロータリー装置を担当しています。ロータリーコンポーネントとモーション技術に関する豊富な知識と経験を生かして、顧客、市場と製品開発との関係を包括的に管理しています。現在は、医用画像、風力エネルギー、次世代戦闘システム等の分野に向けた製品と事業の開発に取り組んでいます。