風力発電機

ローターモニタリング

風力発電機の大型化が進むにつれて、ローターのバランス不良、ダウンタイムによる発電量の損失、ブレードの破損などといった運転面および保守面の課題が重要性を増しています。

風力発電機の部品にかかる負荷の大部分はローターから発生し、以下に挙げる3種類の負荷が性能に大きな影響を与えます。

  • 発電に利用される負荷
  • ドライブトレインにダメージを与える負荷
  • 発電に利用できる可能性があるものの、利用されていない負荷

これらの負荷測定に基づいて運転状況を改善し、エネルギーの生産量を向上させることができます。

ローターモニタリングソリューション

ムーグのローターモニタリグシステム(RMS)は、実績のある堅牢な負荷測定システムで、風力発電機のハブ内に設置して使用します。このシステムは、新規に製造される風力発電機に組み込むことも、また、すでに稼働中の風力発電機を改造して組み入れることもできます。

RMSシステムは、風力発電機の遠隔モニタリングを高いコスト効率で実現し、運転やメンテナンスに影響を与える以下のような問題の早期発見に役立てることができます。

  • 氷の付着: ドイツ船舶協会(GL)の認定技術を利用し、回転時または静止時の風車ブレードに付着する氷を測定します。ユーザーは、この測定データを活用して、氷の飛散によるブレードの損傷を防止することができます。個々のブレードから氷が除去されたことを検知できるため、確信をもって早めに運転を再開することができます。寒冷期に予測に基づく計画的な運転停止と自動運転再開を実施すれば、特にその他の対策をしなくても発電事業収入を最大で年間150万円増やすことができると見込まれます」。
  • ブレードの損傷: ブレードの構造または空力性能に影響を与える損傷情報をリアルタイムに送信することによって早期の計画的な対応を可能にし、コスト上昇の原因になる二次的な損傷を防止します。
  • ローターのバランス不良: 重量のアンバランスと空力学的アンバランスに関する情報を取得して早期の対応を可能にし、発電能力を最大化するとともに、コスト上昇の原因になる二次的な損傷を防止します。調査によると、稼働可能な風力発電機の少なくとも20%には重大なバランス不良が存在し、発電効率の低下(定格出力曲線に達しない状態)、過度の振動や摩耗、またそれらに伴う保守作業の増加の原因となっています。

ムーグでは、モニタリングシステムの運用から得られた詳細な知見と風力発電機に関する長年の経験に基づき、風車ローターの性能に関する包括的なデータ分析サービスを提供し、風力発電機の生産性を作動寿命全体に渡って追跡可能にします。

カタログ

単一のシステムで複数のローターモニタリング機能を提供

  • ブレードの着氷検知と測定
  • ローターのバランス不良とヨーのミスアライメント
  • ブレード損傷検出

ニュース

ムーグ、センサー技術を取得し、風力発電ビジネスを強化 

米Moog Inc.(ニューヨーク証券取引所上場)がInsensys社(本社:英国、サウサンプトン)を買収したこと1に伴い、風力発電機の荷重計測に利用できる独自の光ファイバーセンサー技術を獲得しました。Insensys社は、風力発電機の独立ピッチ制御(IPC)とローターモニタリングに使われる光ファイバー荷重計測システムの主要サプライヤーです。

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