光ファイバーロータリージョイント
光ファイバーロータリージョイント(FORJ)
光ファイバーロータリージョイント(FORJ)は、電気信号を伝達する電気的スリップリングと役割は同じで、回転インターフェースを通じて光信号を伝えるものであり、特に大容量のデータ伝送に用いられます。FORJは、光ファイバー特有の利点を備えています。ムーグは、20年以上にわたって光ファイバーロータリージョイントを製造しています。
FORJはシングルチャンネルとマルチチャンネルを用意しています。コストやサイズの効率を考慮すると、シングルおよびデュアルチャンネル形式が最適です。システム内に3本以上の光ファイバーが使われている場合は、マルチプレクシングソリューションが利用可能です。これにより、複数のチャンネルを1~2本のファイバーにまとめ、1チャンネルまたは2チャンネルのFORJを使えるようになります。
3本以上の光ファイバーが必要な場合の製品として、ムーグでは3種類の設計を用意しています。FO190、FO242およびFO291は、シングルチャンネルモジュールを積み重ねて必要な数のチャンネルを実現します。
光ファイバーロータリージョイントの信頼性
ムーグのFORJは、最も厳しい条件にも対応可能な設計となっており、過酷な環境および性能基準に従って試験されています。FORJの材料や部品はすべて、衝撃、振動、温湿度、塵埃などの条件が厳しい環境下で最高の信頼性が保証できるものを選択しています。ムーグのFORJは、一般産業および軍事用途の両方において、このような環境下で高性能を発揮することが実証されています。
シングルモードまたはマルチモードの光ファイバー
シングルモード光ファイバーは、芯線サイズと開口数が小さくシングルモードでの光エネルギー伝達が可能で、そのため帯域幅が非常に広くなっています。シングルモード光ファイバーの大半は、ファイバー内減衰の少ない1300 nmおよび1550 nmの波長帯で使われます。シングルモードFORJは芯線サイズおよび開口数が小さいため、極めて精密な機械的調整が必要となります。
マルチモード光ファイバーは、芯線が太く開口数も多いので、マルチモードでの光エネルギー伝達が可能です。このため、LEDやVCSEL(垂直共振器面発光レーザ)などから大量の光信号を伝達することができますが、その減衰と分散が大きくなるという問題もあります。したがって、マルチモード光ファイバーは短距離のデータ接続に使われるのが普通です。マルチモード光ファイバーシステムの大半は、850 nmおよび1300 nmの波長帯で使用されています。


