サスカチュワン大学フルードパワー研究所のマネージャーが、53年前に製造された弁でムーグの「世界最古サーボ弁」コンテストを優勝

2016年4月1日

日本ムーグ株式会社

 

ムーグ社(Moog Inc.、本社:米ニューヨーク州イーストオーロラ、NYSEコード:MOG.A、MOG.B)は、現在稼働している最も古いムーグ製サーボ弁を見つけるコンテストの優勝者を発表しました。優勝したのはサスカチュワン大学工学部フルードパワー研究所のマネージャーであるDoug Bitner氏です。優勝したサーボ弁は1963年製造の21シリーズで、稼働中の様子をこのページの右側にご覧いただけます。このコンテストは、ムーグのヨーロッパ地域での営業開始50周年記念企画の一環として全世界で開催されました。

優勝者であるBitner氏は次のように喜びを述べています。「当研究所はムーグ製サーボ弁を多数所有しているため、チャンスはあると思いましたが、実際に勝つとは驚きました。」

サスカチュワン大学は学士課程で油圧技術を教える、北米で数少ない教育機関です。今回優勝したサーボ弁は同研究所が航空宇宙と一般産業向け試験に使うシングル閉ループシステムに組み込まれています。

さらにBitner氏はこう述べています。「ムーグのサーボ弁は農業機械の耐久試験で100万回サイクルも実施していますが、特性はまだ良好です。」

ムーグ産業用部門のインダストリアルサービス責任者であるAri Almqvist副社長は、優勝者のBitner氏に祝辞を述べながら次のように語っています。「我々の弁は製鉄所、発電所、一般産業機械など、大変厳しい環境で長年応用されてきた歴史を持っています。」

ドイツの解析・試験受託業者であるIABG社のWalter Andreas氏は第2位の入賞者でした。Andreas氏は同社の試験に使われている1966年製造22シリーズ弁で応募しました。また、イギリスにあるTATA Steel社のCPP Trostre製作所のJohn Shannon氏とカナダにあるU.S. Steel社のTom Gecse氏が共に第3位の入賞を果たしました。TATA Steel社とU.S. Steel社の弁は共に1969年製の60シリーズで、前者が製鉄所のステアリングロッドを、後者が製鉄所のテンションレベラを制御しています。

このコンテストの優勝賞金は500米ドルのアマゾンギフト券ですが、受賞者の数名は賞金を慈善事業に寄付する意向を示しています。

1951年にBill Moogは、世界初の実用的サーボ弁を開発しました。サーボ弁は、デジタル信号やアナログ信号を、流量や圧力といった油圧出力に変換する精密制御機器です。

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画像:優勝したサスカチュワン大学工学部フルードパワー研究所の1963年製造21シリーズサーボ弁

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画像:イギリスにあるTATA Steel社のCPP Trostre製作所とカナダにあるU.S. Steel社の製鉄所が共に1969年製の60シリーズ弁で第3位の入賞を果たしました。TATA Steel社のサーボ弁(左)は製鉄所のステアリングロッドを制御しています。U.S. Steel社のサーボ弁は製鉄所のテンションレベラを制御しています。

ムーグについて

Moog Inc.(本社:米国ニューヨーク州イーストオーロラ、NYSEコード:MOGA 、MOGB) は、精密制御機器およびシステムの設計、製造、構築を世界規模で展開する企業です。ムーグの高性能システムは、航空機、人工衛星、宇宙船、打ち上げロケット、一般産業機械、風力発電機、海洋機器、医療機器などの制御に利用されています。詳細はhttp://www.moog.com をご参照ください。

日本ムーグ株式会社は、Moog Inc.の完全子会社として1970年に設立され、Moog Inc. の機器とシステムの日本国内での開発、製造、流通、サービスを行っています。詳細はhttp://www.moog.co.jp をご参照ください。