アクチュエータ技術 - 電気静油圧アクチュエータ

電気静油圧アクチュエータは、「パワー・バイ・ワイヤ」と呼ばれることもあり、電気および電気油圧アクチュエータの設計要素を組み合わせた完全な独立型の駆動システムです。これらは、電源から駆動力を得て、入力コマンド信号(通常は電気信号)を動作に変換します。これらは、一般的には、サーボモータ、油圧ポンプ、アキュムレータ、サーボアクチュエータを含みます。


Electrohydrostatic Diagram


ムーグは、1980年代後半から、電動化する次世代航空機飛行制御のための最先端のEHA技術を開発してきました。過去20年以上に渡り、私たちは技術の成熟度を高め、性能、信頼性、重量、コストの面で大幅な改善を成し遂げてきました。

EHA技術は、ロッキード・マーティンのF-35ライトニングIIの革命的な電気飛行制御システムの基本部分に使用され、NASAの第2世代の再使用型宇宙往還機プログラムでは、推力ベクトル制御用に採用されました。産業用途においては、完全電動入力の高出力制御を提供しています。

航空機向けEHAアクチュエータ (日本では未提供)

ムーグのEHA飛行制御アクチュエータに関する実証済みの能力には、最大50 HPまでの定格出力で、65,000 lbfを超える力を連続的に発生できる単一および二重冗長性アクチュエータを設計する能力が含まれています。

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宇宙・防衛

当社のEHAシステムは、米国の将来の有人宇宙機ならびに海軍艦船での採用が検討されています。当社のEHAは、信頼性が高く、出力50 HPで運用コストの低い2種類のフォールトトレラント設計のステアリング制御ソリューションを提供します。

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産業機械向けEHA(ハイブリッド)アクチュエータ

ハイブリッドアクチュエータ(EHA)は、油圧と電気技術の両方を組み込んだ独立型パッケージです。EHAは、高出力を必要とし、従来は油圧駆動を採用してきた用途において、エネルギーの節約や環境のクリーン化、配管なしの設計を実現する必要がある場合に利用できます。逆に、高出力の、従来は電気駆動を採用してきた用途で、冗長性や高度なフェールセーフシステムが必要な場合にも、EHAを利用できます。

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