ムーグ、2015会計年度第1四半期業績結果を発表

2015年1月31日

日本ムーグ株式会社

 

ムーグ社(Moog Inc.、本社:米ニューヨーク州イーストオーロラ、NYSEコード:
MOG.A、MOG.B)は、2015年1月30日に2015会計年度第1四半期(2014年10月1日〜2014年12月31日)の売上高が、為替のマイナスの影響により前年同期比2%減の6億3,100万ドルだったと発表しました。純利益は10%増の3,500万ドル、一株当たり純利益は23%増の86セントでした。これはムーグが現在行っている自社株買戻しプログラムの成果などによるものです。

航空機部門の売上高は2億6,600万ドルと前年同期比で横ばいでした。民間航空機向けの売上高は、ボーイング社向けの6,200万ドルとエアバス社向けの2,300万ドルの売上高を含むOEM生産が好調だったことから、10%の増加となりました。民間航空機補修向けの売上高は前年同期比でやや増加して3,000万ドルでした。

軍用機向けの売上高は8%減の1億2,600万ドルとなりました。OEMの売上高は、戦闘機プログラムにおける生産の鈍化と、F-35ジョイント・ストライク・ファイターに関する取り組みが減速したことが原因で、14%の減少となりました。軍用機補修向けの売上高は名目上増加して5,100万ドルでした。

宇宙防衛部門の売上高は1億ドルとなり、前年同期比で横ばいでした。防衛部門の売上高は、6%増加し、宇宙部門の売上高は、衛星アビオニクス製品への需要が減少したことにより、4%減少しました。

産業システム部門の売上高は、主にドル高の影響により、前年同期比7%減の1億3,300万ドルとなりました。産業オートメーション向け製品の売上高は2%減少し、シミュレーションおよび試験機の売上高は16%減少しました。エネルギー関連製品の売上高も、風力発電制御が前年同期比で変わらず、合計で10%減少しました。

コンポーネンツ部門の売上高は前年同期比3%減の1億ドルとなりました。産業オートメーション向けの売上高は7%増の2,400万ドルでした。航空機および防衛向けの売上高はほぼ横ばいでした。医療向けの売上高は前年同期比10%または200万ドル減少しました。エネルギー関連製品の売上高は、前年同期の高水準から200万ドル減少しました。

医療機器部門の売上高は、ポンプ及びアドミニストレーション・セットの売上高の減少分をOEMセンサーの売上高の増加分がほぼ相殺し、3%減の3,100万ドルでした。

12カ月間の連結受注残高は前年同期比で変わらず14億ドルでした。

2015会計年度の見通しも修正されました。ムーグは、2015会計年度の売上高を9,500万ドル下方修正し、売上高25億7,000万ドル、純利益1億5,700万ドル、一株当たり純利益3ドル85セントになると見込んでいます。なお、この修正された見通しには、追加的な自社株買戻しによる影響は考慮していません。ムーグが、これまでに発行した自社株900万株の買戻しプログラムを2015会計年度中に完了することにより、一株当たり純利益の見通しは3ドル95セントとなります。

ムーグのジョン・スキャネル会長兼CEOは「第1四半期は、概ね良い面も悪い面も含んだ四半期となりました。良い面としては、我々の予測よりやや早く利益をあげることができ、キャッシュフローが非常に健全でした。しかし、当四半期中に、米ドル高、米国外の産業の低迷、石油価格の急落の継続という3つのマクロ経済の逆風の影響を感じ始めました。そのため当社は警戒を強め、2015会計年度の残りの期間における当社の見通しを下方修正しました。これらの課題があるものの、依然として当社は、2015会計年度も再び健全なキャッシュフローとこれまでで最も高い一株当たり純利益を記録する1年になると予測しています。」とコメントしています。

ご注意

このプレスリリースには、ムーグの現時点における期待に基づく予測が含まれていることがあります。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。さまざまな重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果になることもあります。ムーグでは、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えますが、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。ムーグの財務成績に影響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、ムーグが米国証券取引委員会(SEC)へ提出した書類をご参照ください。

ムーグについて

1951年に設立されたMoog Inc.(本社:米国ニューヨーク州イーストオーロラ、ニューヨーク証券取引所上場:MOGA / MOGB、www.moog.com) は、精密制御機器/システムの設計、製造、構築を世界規模で展開する企業です。ムーグの高性能システムは、航空機、人工衛星、宇宙船、打ち上げロケット、一般産業用機械、風力発電機、蒸気・ガスタービン、鉄道車両、試験機、医療機器などの制御に利用されています。日本ムーグ株式会社は、Moog Inc.の完全子会社として1970年に設立され、Moog Inc. の機器とシステムの日本国内での開発、製造、流通、サービスを行っています。
詳細は、www.moog.co.jp をご参照ください。
 

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日本ムーグ株式会社 マーケティンググループ
担当:ギャリー・インウッド(日本語でどうぞ)
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TEL:045-680-2518(直通) 携帯:090-8011-3636 FAX:045-680-2509
Email:ginwood@moog.com

以上

米ムーグ社発表プレスリリースの抄訳です。