ローターブレード試験

ブレードサイズの大型化、新材料の登場、設計の変化などにより、風力発電機の構造試験に対するニーズは、かつてないほど重要性を増しています。ムーグでは、航空機試験分野での経験と風力エネルギー分野の専門知識を生かし、独自のアプローチによる風車ブレード試験システムを提供しています。

風力発電機メーカーは、油圧アクチュエータ、電動ウィンチ、ならびに当社の高性能テストシステムを組み合わせたフレキシブルなアプローチに基づいて構造試験を実施することができます。これによって、風力、ブレード特性、ブレード先端の変位や形状といったパラメータを考慮しながら時代とともに変化する設計に合わせて、構造試験そのものも柔軟に進化させることができます。

ムーグのブレード試験用のテストコントローラは、静負荷試験と動負荷試験の両方を実施することができます。ムーグのテストコントローラシステムは、試験のセットアップが容易で、測定データはユーザーフレンドリーな機能を利用して分析することができます。

ケーススタディ

最新設計の風車ブレードに使用する高精度の試験システムを必要としていたインドの主要な風力発電関連装置メーカーに対して、ムーグは、最先端の設計と業界最高の性能を備えたソリューションを提供しました。

与えられた課題

同社の最新設計のブレードに対して高精度で完全な試験を実施でき、効果を最大化できる装置を提供すること。試験システムには、最大60メートルまでのブレードに対して、あらゆる範囲の動負荷および静負荷試験を実施できる柔軟性が要求されました。

ソリューション

ムーグは、異なるブレードに対して2種類の構造試験を実施できるシステムを設計・製作しました。

1つは、6台の電動ウィンチを搭載した6チャンネル静負荷試験システムで、6つの機械フレームと高さ調節可能なプーリーを介してブレードに引張荷重をかけることができます。適用可能な最大負荷は、200 kNです。

2つ目は、ロングストロークの油圧アクチュエータ2本を搭載した2チャンネル動負荷試験システムです。これには、ムーグのサーボ弁テクノロジーを利用した変位トランスデューサとロードセルも使用されています。

このシステムには、全世界の主要な試験施設で採用されているムーグのテストコントローラが使われています。

この試験システムを導入した顧客は、最新のブレード設計に対して、静負荷試験と動負荷試験の両方に利用できる堅牢な試験プロセスを最大限に活用し、試験のセットアップと手順の簡素化に役立てています。