2段型流用制御サーボ弁(アナログ信号用)
J869シリーズ

高安定性、高繰り返し位置決め性、高耐久性を実現した流用制御サーボ弁

J869シリーズ流量制御サーボ弁は、4方弁および3方弁に利用されます。工業用ロボット、マニピュレータ等のような油圧制御システムに要求されている高安定性、高繰り返し位置決め性、高耐久性を実現しています。

特長

  • ドライトルクモータを用いた2段型設計
  • 低摩擦のダブルノズルパイロット
  • 高いスプール駆動力
  • 頑強で、長寿命
  • 高い分解能と低いヒステリシス
  • 高い安定性

作動原理

  • 入力電流が磁気コイルに流れ、アマチュアに磁気的極性を与えます。
  • アマチュアは、上下磁極との磁気的関係により、入力電流の大きさと極性に応じて傾きます(トルク発生)
  • 左右ノズルの中間に位置していたフラッパーは、アマチュアと一体のため、アマチュアの傾きにつれて変化し、左右ノズルの背圧を変化させます(フラッパー近づいた方のノズルの背圧は上がり、遠ざかった方のノズル背圧は下がります)。
  • 左右のノズル背圧は、スプール両端に導かれており、背圧の変化はスプール変位させます。
  • スプールの変位は、アマチュアと一体構造のフィードバックスプリングに、アマチュアの磁気的トルクと正反対のトルクを発生させ、フラッパを中立位置まで引き戻します。
  • フラッパが中立位置に戻ると、左右のノズル背圧は等しくなり、スプールはその位置で停止します。
  • 以上のような原理により、サーボ弁のスプールは、入力電流の極性と大きさに比例した弁開度を保つことができます。

主な用途

  • 工作機械
  • 試験機
J869シリーズの仕様
定格圧力 21.0 MPa
使用圧力範囲 1~21.0 MPa
供給側耐圧 31.5 MPa
戻り側耐圧 21.0 MPa
定格電流(コイル直列結線) ±15 mA
質量 約 1.1 kg

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