内蔵アンプ型サーボ弁(アナログ信号用)
J079-100/079-200シリーズ
3段型高応答流量制御
本シリーズのサーボ弁は、従来の電気フィードバック式、大流量、高応答のサーボ弁であるJ079-100およびJ079-200シリーズを基に、より扱い易くご使用いただけるようサーボ弁の駆動アンプを内蔵したタイプです。
特長
- 位置検出器はアイソレーションチューブにより、外部と隔たれており、ハウジング内部はドライに保たれます。
- 非接触タイプの差動変圧器を使用しており、位置検出器は磨耗しない構造
- 信頼性高いSMDタイプの内蔵アンプ
- ポート面から取ることのできる外部パイロットラインおよび外部ドレンライン(X、Yポート)
- 電気フィードバックタイプとすることで得られる良好な静特性(ヒステリシス、スレッショルド、安定性)
- 工場出荷時に内蔵アンプが調整済みのため、現場での調整作業は不要
作動原理
- サーボ弁へ入力された信号は、内蔵アンプで電流信号に変換され、パイロット弁のコイルへ流れます。メイン段スプール両端へ導かれたパイロット弁の2つの制御ポート間に差圧が生じ、メイン段のスプールが動きます。
- メイン段スプールには、内蔵アンプによりサイン波で1次側コイルを励磁された差動変圧器のコアが付いており、スプールが動くことで差動変圧器の2次側の信号を変化させ、内蔵アンプ内の整流回路でスプールの位置信号として作られます。
- スプールの位置信号が、サーボ弁へ入力された信号と比較され、差がなくなった時点でパイロット弁コイルへの電流信号がゼロとなり、メイン段スプールは止まります。このように、サーボ弁のスプールの位置は、入力された信号に応じた位置(比例した位置)に制御されます。
主な用途
- 製鉄設備
- 試験機
J079-100/J079-200シリーズの仕様 | |
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取付けポートパターン | J079-100 : X、Yポートを除き、ISO10372-06-05-0-92に準拠。 J079-200 : ムーグ標準 |
弁制御方式 | 4方向弁(標準) 3方向弁(オプション) (J079-100、J079-200共通) |
パイロット弁 | 730シリーズまたは761シリーズ(標準) J739またはJ769シリーズ(オプション) (J079-100、J079-200共通) |
パイロットライン接続 | 外部、内部の選択可。XおよびYポート。 (J079-100、J079-200共通) |
質量 | J079-100 : 13kg J079-200 : 17kg |
定格流量 | J079-100 : 114または228 L/min (弁圧力降下7MPa時) J079-200 : 494または757 L/min (弁圧力降下7MPa時) |