日本ムーグが提案する

大型風車に最適な長寿命のスリップリング

「ファイバーブラシ スリップリング」

「ファイバーブラシ スリップリング」の特長

※電動ブレードピッチ制御と併用するWP6808スリップリング

1)最低でも1億回転まではメンテナンスフリー
2)20年の寿命の間に交換は1度だけ
※設計により違いがある場合があります
3)ファイバーの材料に貴金属を使うことにより接触圧を小さくすることが可能。磨耗くずが発生しにくい。
4)-55℃~+80℃の温度範囲内で使用可能
5)既存部品からの乗り換えが簡単

ファイバーブラシ型スリップリング
風力発電機のメンテナンスを予測可能に

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Glenn Dorsey(Moog Inc. コンポーネンツ部門 副社長)

風力発電機の寿命は通常20年程度ですが、その保証期間は購入後2~5年間までの場合がほとんどです。風力発電所の中には、メンテナンス担当技術者の不足など、風車の経年変化に応じたメンテナンスを行う体制が整っていないところも少なくありません。また、定期修理を担当する技術者を確保していても、突発的なメンテナンスが発生して、発電所の経営に思わぬ打撃を与える可能性もあります。

突発的な修理のリスクを低減するために、風力発電事業者や風車メーカーが取るべき一つの選択肢として、メンテナンスの必要性が少ない装置、さらには不具合の発生時期を知らせてくれる装置を採用するという方法があります。

小型ながら重要なコンポーネント

ファイバーブラシ スリップリング 特長

ファイバーブラシを使うスリップリングは、そうした要求を実現できる製品です。スリップリングは、風車全体のコストや設計から見れば比較的小さな部品ですが、風車の運転には欠かせない製品です。スリップリングは風車のナセル内に取り付けられ、回転インターフェースを介して、ブレードピッチ制御に必要な電気信号と電力を伝達します。

スリップリングの回転インターフェース内では、スライド動作する接点を介して電気信号と電力が伝達されます。ブラシが回転リングの上を移動することによって、運転中の電気接続が維持されます。伝送エラーを防ぐため、固定ブラシと回転リングはいずれも金属製のものを使用します。

ファイバーブラシ型スリップリングは、最低でも1億回転まではメンテナンスフリーで使用できるため、20年の寿命の間に1度だけ交換すれば済みます。ただし、すべてのスリップリングがファイバーブラシ型と同じ設計というわけではないため、注意が必要です。スリップリングのメンテナンス要件を評価する上では、その設計と構造を理解することが重要になります。

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電動ブレードピッチ制御と併用する

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